外注に約100万円かけたゴミアプリが、
Codexで生まれ変わった件②|ココナラ外注編

こんにちは!吉田です。

前回は、外注したアプリをCodexで作り直すまでの経緯をお話ししました。今回は、最初の依頼先となったココナラの開発会社とのやり取りを振り返ります。

今回の開発で支払った金額は、234,545円でした。

実際の支払明細(ココナラ)

※クリックで拡大。

ココナラの支払明細画面。開発費20万円と追加2万5,000円に、手数料・ポイント利用を反映した合計234,545円です。相手の会社情報は非表示にしています。

小規模事業者の私にとって、決して安い金額ではありません。それでも、作りたい仕組みが事業の強みになると思えば、踏み出す価値はあるはずでした。

ところが、画面や機能がそろうにつれて、「作ってもらうこと」と「自分のサービスとして使い続けること」の間に、思っていた以上の隔たりが見えてきます。

作りたかったのは、ポスティングの反応が見える仕組み

きっかけは、仲の良い経営者さんがポスティングの仕事を始めたことでした。配布だけでなく、チラシや動画の制作まで請け負えれば、ポスティング会社としての強みになる。そう考えていた経営者さんから、制作を担う形で一緒にやらないかと声をかけていただいたんです。

ただ、制作ができる人は世の中に星の数ほどいます。「制作もできます」の先に、もう一つ強みを持てないかと考え、注目したのがポスティングの配布方法でした。

広い範囲にまとめて配るだけでは、どのエリアのチラシが来店や問い合わせにつながったのか、反響を十分に追えていないように感じたんです。

その答えになりそうだったのが、配布先ごとに異なるQRコードを載せ、チラシの反応を比較する仕組みです。

同じデザインのチラシでも、配布エリアごとにQRコードを変えれば、どのエリアに割り当てたQRコードが何回読み取られたかを比較できます。「配ったけれど、どこから反応があったのか分からない」という状態を変えられるかもしれません。

さらに、当時話題になっていたChatGPTを組み合わせれば、

・配布前は、業種や商圏をもとに、配布先の候補を提案する。
・配布後は、エリアごとの反応を振り返り、次の配布に生かす。

配って終わりではなく、反応を確かめて次の配布に生かす。そんな流れを作れれば、制作から一歩踏み込んだ支援ができそうです。予算の範囲でこの構想を形にする方法を探す中で、ココナラにたどり着きます。

以前、動画制作で必要な文字起こしをランサーズなどで依頼していたのですが、途中で連絡が取れなくなり、困ったことが何度かありました。その経験から、今回は継続して対応してもらえる体制を重視し、法人として事業をしている相手に依頼しようと考えていました。相談を進めたのは、大阪にある開発会社です。

やり取りの印象では、代表者の方がお一人で対応されているような、小規模な会社に感じられました。ただし、実際の人数や体制までは確認していません。

当時の評価は星5で、開発実績もあり、レビューには好意的なコメントが並んでいました。予算と評判の両方を見て、「ここならお願いできそうだ」と判断したわけです。

丸投げにならないよう、設計図も用意した

私も制作を仕事にしているので、「こんなアプリが欲しいです!」だけでは相手も困るはず。少しでもイメージを共有しやすくするために用意したのが、ワイヤーフレームでした。

画面のどこに何を表示し、ボタンを押すとどこへ進むのか。QRコードの管理やダウンロード、スキャン数・エリアの分析など、作りたい画面を設計図のようにまとめたものです。

実際に渡した初期のワイヤーフレーム

QRコード管理

スキャン・エリア分析

QRコード作成

※クリックで拡大。3画面とも当時の原本です。

ワイヤーフレームには、画面ごとに必要な項目や、想定していた流れを示していました。細かな仕様に不明点があるなら、確認しながら進めてもらいたいと考えていました。

ところが、確認を求められたアプリを触ると、基本的な動作ができていない状態で渡されることがありました。2025年2月25日には、会社を削除できないとこちらから報告し、同日の返信では、相手側から反響率と画像表示にもバグがあったとの説明がありました。

「もっとこうしてほしい」という追加要望以前に、実装した機能がちゃんと動くかという話です。こちらで不具合を見つけ、スクショで伝え、修正後にまた確かめる。その繰り返しで、動作確認の負担までこちらにかかっていました。

実際のやりとり

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2025年2月25日:不具合の報告と、相手側によるバグ修正の連絡。

発行したQRコードをプレビューで確認する機能もありましたが、実際に試すとQRコードの画像が表示されませんでした。機能が用意されていても、肝心の動作に不具合が残った状態でこちらに渡されていたんです。

当時のアプリ画面|QRコードのプレビューが表示されない

※クリックで拡大。

2025年2月26日に送った修正依頼のスクリーンショット。発行したQRコードの画像がプレビューに表示されない状態です。

基本的な動作の不具合に加えて、追加した機能が実際の使い方に合っていないこともありました。次の画像アップロード機能が、その一例です。

2万5,000円で追加。画像は載る、でも拡大も削除もできない

キャンペーンの内容をテキストだけで伝えるより、チラシそのものを載せた方が分かりやすいはず。開発を進める中で、そんな使い方も必要だと感じるようになりました。

画像をアップロードする機能を追加でお願いすることになり、その費用として2万5,000円を支払っています。

実際のやりとり

※クリックで拡大。

2025年2月15日:2万5,000円の追加支払い記録。

当時の画面では、画像をアップロードできても、拡大表示や別の画像への変更・削除ができませんでした。機能は増えたのに、使い続ける場面で困ってしまう状態だったんです。

当時のアプリ画面|画像の変更も削除もできない

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アップロードはできても、画像を変更・削除する操作がありませんでした。

チラシには価格や注意事項などの細かい文字も入ります。小さなままでは読みにくいですし、掲載を取りやめたいときには削除する操作も必要になります。

確かに、依頼した機能は実装されていました。でも、画像の内容を確認したり、不要になったものを削除したりする、実用的な使い方は全く考えてもらえていないと感じました。

とはいえ、どこまで相談に乗ってほしいのか、どこから自分で決めるのか。その役割を最初にすり合わせられていなかった点は、私の反省でもあります。

自分のアプリなのに、心臓は相手が握っている

こうした修正を重ねる中で、もう一つ気になってきたのが、完成後の引き継ぎです。アプリを動かすプログラムの中身である「ソースコード」も、今後の修正に必要なものとして受け取れる感覚でいました。

ところが、ソースコードの受け渡しは、当初の依頼に含まれていなかったんです。

実際のやりとり

※クリックで拡大。

コード譲渡は当初の提案に含まれておらず、必要な場合は別途見積もりという返答。後日、40万円の見積もりが提示されました。

将来、別の方に開発や修正をお願いするかもしれません。ソースコードが手元になければ、相談先を変えようにも簡単には動けないわけです。

自分がお金を出して作ったアプリなのに、その心臓は相手に握られているようなもどかしさがありました。

星5のレビューを書いていた方々は、保守まで同じ会社に頼む前提だったのかもしれませんし、完成後に大きく変える必要がなかったのかもしれません。もちろん、実際の事情は分かりません。

評価が高くても、納品されるものの品質や、納品後に自由に運営できることまで保証されるわけではない。今回の依頼で、その違いを実感しました。

友人に見てもらうと、技術面にも疑問が

プログラマーの友人に実際のアプリを見てもらうと、まず言われたのが「これ、なんでFlutterを使っているの?」でした。Flutter自体が悪いという話ではなく、今回のようなWebアプリを開発するうえで、なぜ最初にFlutterを選んだのか、その理由が分からないということだったんです。

それとは別に、友人がすぐに気づいたのが招待メールの設定です。当時はメールアドレス宛に招待を送り、利用者に登録してもらう仕組みでしたが、このままだとスパム扱いになってしまうと指摘されました。

利用者を迎え入れる入口から、この状態で渡してしまうのか。友人は改善すべき点を挙げながら、実装や確認の状況から、依頼先の技術力にも問題があったのではないかと厳しく見ていました。

友人には「先に言ってくれればよかったのに」とも言われました。ただ、いつも忙しそうなうえ、きちんと依頼すれば数百万円はかかるだろうと思い込んでいて、限られた予算で相談するのをためらっていたんです。

今なら、開発を丸ごとお願いできなくても、依頼内容や納品条件だけ先に見てもらう方法もあったと思えます。

今の自分なら、依頼前に確認する3つのこと

もし今の自分がもう一度外注するなら、価格や評価を見るのと同じくらい、次の3つを確かめたいです。

・どこまで一緒に考えてもらえるのか
決まった機能を実装するだけなのか、実際の使い方や運営方法から相談できるのか。

・何を受け取れて、別の方にも引き継げるのか
ソースコードや各種アカウントなど、納品物と管理する範囲はどうなっているのか。

・完成後の修正や費用はどうなるのか
修正と追加開発の区別、継続して発生する費用、保守の対応範囲はどこまでか。

開発の知識がないと、「分からないこと」自体が分からないんですよね。だからこそ、依頼前に詳しい人へ相談したり、完成後の使い方まで言葉にしたりする時間が必要だったのだと感じます。

残っている不具合や使いづらさ、その後の修正・引き継ぎの問題を考えると、このまま自分のサービスとして運営するのは難しいと感じるようになりました。

このココナラでの依頼では、まずQRコードを作る部分が形になった段階でした。目指していた仕組み全体を実現するには、AI連携に向けたAPIの設計など、まだ詰めることが残っていたんです。

そこで探し始めた次の依頼先が、ランサーズです。

ここまでの経験を踏まえて伝えれば、今度こそうまく進むはず。そう思っていたんですが……。続きは、次回のランサーズ編でお話しします!

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